NFTはNon-Fungible Tokenの略称です。日本語に翻訳すると「代替不可能なトークン」。
デジタルデータを識別できるようにすることで唯一無二性をもたせることができるようになるんです。
「え、それで何かの役に立つの?」
コピー不可で識別が容易になるので、アートに鑑定書が合わさった状態になります。そのほかにも、オンラインサロンの会員証だったり、不動産の所有証明などさまざまな分野での利用が期待されているのです。
現状、まだ整備の行き届いていない市場ではあるので、どのように進んでいくか注目する必要があります。
アートでの意義として、よく例として挙げられるのが、
「本物のモナリザには価値があるけど、コピー品には価値がない。それと同じことをデジタルデータ上でも再現できるのがNFTだ。」
ということです。
NFTの有名どころ
「BORED APE YACHT CLUB」通称「BAYC」が今アートのNFTの中では最も有名です。10,000体の猿の絵を、数々の著名人が購入したことにより、
現在のフロア価格(最低購入金額)はなんと86ETH。約1億円もの価値がついています。
NFTを所有する意味
現在NFTに関わっている方にはさまざまなパターンがあると思います。
先行者利益を狙って早めに持っていよう理由だったり、自分自身がイラストレーターで収入の柱にするために書いていたり、そういったイラストレーターを応援したい気持ちで購入していたり、転売での利益狙いだったりとさまざま。
仮想通貨との違い
仮想通貨との違いは、仮想通貨は、1イーサリアムはどの1イーサリアムと比べても価値が同じ、金や紙幣のような役割をしているのに対して、
NFTは「代替不可能なもの」に対して、購入者側が価値を決めるということです。(例:モナリザの絵、有名人のサインなど)。
そのため、AというNFTがあったときに、いまは1イーサリアムでも、求める人が多ければ、10イーサリアムにも100イーサリアムにもなる可能性を秘めたものとなるのです。
実際の購入方法や作り方などまた別の機会に解説していきます。
ご覧いただきありがとうございました。